生と死

 

 

 

 

岩手県は盛岡 東屋本店 にてわんこそばチャレンジをしてきました。昨年、やってみたいねと軽い気持ちで挑んだわんこそば。思いのほか辛く、すぐにギブアップしたわたしはこの後とても悔しい思いをすることをまだ知らない。

 

 

友人3人と行ったのですが、わたし以外が100杯以上たいらげて わんこそば証明手形 なるものをゲットしたのです。私だけ手形を持たずに撮った写真、悔しさ、恥ずかしさ、己の甘さへの憤り、様々な感情が渦巻きました。(敗因はお店へ向かう途中に食べたじゃがりこ)それから1年間わたしは隙あらば「わんこそばまた行こうね」と友人たちに語りかけ意思表示をしてきました。

 

 

 

ついにやってきたリベンジの日。100杯食べなければならないというプレッシャーと(誰も期待していないんですけど)、蘇る満腹感、口腔内の気持ち悪さ、食べ始める前の私は顔に色がなく死んでいたそうです。

 

 

お姉さんの冷めきった「はい、どんどん」「じゃんじゃん」「はい、がんばって」の掛け声にももはやテンションはあがらず、色のない表情で食べ始めるわたし。(初回は笑顔で一緒に「じゃんじゃん〜」とか言えてた)わんこそば何が辛いって、私の場合は満腹感よりも食感と温度がキツかった。そばの柔らかさと、絶妙なぬるさがずっと続くのでずっとアイス食べたい、氷食べたいと呻きながら食べてました。口の中がぬるくて気持ち悪くなるんですよね。途中で店員さんに「氷入ったお水ください」とわがままを言ってバリボリしながら食べるも一瞬なのであまり効果がなく、ひんひん言いながら食べ続けました。

 

 

一番効果があったのが漬物。味も食感も温度も変わるので、これはドーピングや〜 と彦摩呂よろしく漬物ドーピングを決めながら無の顔で食べ続ける。かぶの漬物おいしよね。っていうかかぶっておいしいよね、そもそも。

 

いとも簡単に100杯を食べる友人たち。まるで赤子を見守るように「ほら、90いったよ!マグロもあるよ!とろろも美味しいよ!」とたくさん励ましてもらいました。うるせえ。

 

 

半分泣きながら食べすすめて、みんなに見守られながらなんとか100杯食べれました!いえ〜い!やっぴ〜!そんな苦しそうな私をみて微笑むお姉さん。100杯で〜すと言いながら、フタをしめようとする私のお椀にそばをねじ込んでこようとします。わんこそば、最初についてくるフタを閉じると終了なのですがそうはさせないと笑っていない目が訴えかけてきます。思わずお椀を横によけると

 

「私がこっちから入れてもいいんだよ」

 

と、悪魔の声が。まさかの避けた先にも店員さん。お蕎麦以外に、四面楚歌も味わえるステキなお店です。そんなことされたら食べないわけにはいかない。ここまでノリで生きてきた私なので101杯目に手を出します。

 

 

 

今回お蕎麦の入ったお椀を食べただけ重ねる方法でチャレンジしたのですが、15杯ずつ重ねていきます。で、15杯が1人前なんですね。なので100杯だと6人前とちょっと。つまり105杯で7人前になってお椀の棟も7つになり、見栄え的にもちょうどいいというか、キリがいいというか。なので101杯食べた時点で7人前目指したくなっちゃうんですよ。そりゃ食べますよね、105杯。

 

 

ただ、100杯食べた私はそこから顔に色がつきはじめとっても元気に!生きてる実感がすごいね、という友人の言葉から思わず

 

「本当にすごい。リストカットするくらいなら蕎麦食いにきた方がいい」

 

と謎の名言っぽいセリフまで飛び出します。しんどいけど、おいしいし、達成感あるし、マジでオススメ。生きてる実感が欲しい、でも痛いのは嫌!というメンヘラがいたらぜひオススメしてあげてください。

 

 

そんなこと言ってる間に、お椀の中の蕎麦を食べきる前に次の蕎麦をお椀に入れてしまって、2杯分一気に食べるなどのお茶目さも出しながら見事105杯食べきりました。頑張った〜!

 

 

紙の証明書と、木の手形を貰えます!

 

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これこれ、この為に頑張ったんです〜!紙の証明書には名前も入れてもらえるので、こちらだけでもステキな思い出になります。もうしばらくお蕎麦はいいです。でも、また機会があれば行きたいな!最後にデザートも出てきます。めちゃくちゃおいしいけど、お腹いっぱいで地獄です、みなさんもぜひ行ってみてください〜!

 

 

 

なにこの普通の旅ブログみたいなの。