九次元クラッピョヘン

 

 

 

大好きな友達とお酒を飲んだ。男2人と女1人。わたし入れて2:2。素晴らしい、ちょうどいい。お酒を飲むのも久しぶりで、いつもの4人で会うのも久しぶり。バイト終わりに駆けつけたので少し疲れていたけど、友達ってのはとてもいいもんだ。

 

 

我々のホームと化したチェーンの居酒屋で、途中参加のわたしは食べ飲み放題の時間とお金を取り戻すように、お酒とご飯をドンドンお腹に入れた。でも、すぐに胃袋に限界がきて全然食べられなかった。少し割高な焼きおにぎりの味だけ鮮明に覚えている。おこげがおいしかった。ギャル曽根になりたい。

 

 

友達には何も気を遣わないし、何をしても怒られないし、何を言っても許してくれるし、わたしもみんなにそうしているつもり。(いや、わたしはめちゃくちゃ怒っているし、許していないかもしれない。あれ?)甘えまくり。空気感が良すぎて家にいるみたいな気持ちになってしまう。実家よりも居心地がいい。あ、実家であまりうまくいってないのがバレてしまう。

 

 

友達たちは、みんなちょっとずつ似ているのでフィーリングがとても合うと言えばいいのか、言葉にしなくても理解し合える空気みたいなものがあって、たまにとても気持ち悪くなる。いい意味でね。なんで私の考えてることが分かるの?とディズニープリンセスくらい純粋な疑問を感じたりすることもしばしば。仲が良すぎるって気持ち悪くて面白いので、ウシガエルとかアンガールズ田中とほぼ同意なのかもしれないな。

 

 

 

ラストオーダーという帰れコールを受けてから、参加時間の短い私は2軒目を提案したけど、真っ当な社会人たちは次の日も仕事なので却下され、じゃんけんしたり、ブスな女みたいに拗ねてみたりしたけど、完全拒否。(じゃんけんに関してはボロ負けしたし)女友達はその間ずっとニコニコしてた。かわいいかよ。

 

 

 

これを書いている最中に後輩から「人間とは醜いですね」とLINEがきた。(すごく笑いながら「なんだこいつ」って言っちゃった)

 

 

「わたしは自分の人間らしい一面があまり好きになれなくて、でも他人の人間らしい部分はとても好きなんだ。嫉妬したり、無様だったり、滑稽だったり。めんどくせえとは思うけど。だから未だに友達たちと会っていても、自分が全く別次元の人間に思えて、4人でワイワイというよりか3人とわたしって感覚なんだよね」と返信したら

 

「その感覚いいと思う。妖みたいなこと言いますね。好きです。」

 

と言ってくれました。人里に下りてきたわたしという妖はとてもいい人間たちにかわいがられてラッキー妖ですね。なんつって。

 

 

 

 

そんな妖にも優しい友達たちと、席の時間が過ぎても居させてくれる優しいチェーン店で、ぐだぐだ次の約束を確認。また会う約束をしてさよなら出来るってとてもいい夜だな、と思いながら友達の飲み残したレモンサワーを飲み干した。レモンが少し多くて酸っぱかったけど、いいんじゃない?なんたって夏だし。